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ブログ 看護師のコーナー: 2015年8月

痛風

こんばんは。
今日は蒸し暑かったですね。
久々の仕事で疲れたので
お風呂上りにビールを飲んでいます♪
ビールって最高と思いつつ...たった今
痛風というワードが頭に浮かんだのです。
せっかく看護師免許もあるんで
痛風について少し書いてみようかなと思います。

痛風は尿酸という物質の結晶によって
関節炎をおこすことをいいます。

プリン体はダメ!と聞きます。
なぜダメかというと
プリン体を分解するときに尿酸が
作られてしまうからです。

尿酸は腎臓で排泄されるんですが
あまりにも尿酸が多いと
排泄が追い付かず体にたまってしまい
高尿酸血症(痛風)になります。
なのでアルコール全般、乾物、レバーなどは
控えてください!となるわけですね。

よく足の親指に起こるといいます。が。
足って心臓から一番遠いので
血流が悪いんです。
血流が悪いと冷えやすく、酸素が届きにくいんです。
尿酸の結晶は低温で血液のpHが低いところに
できやすいので、足は結晶ができやすい条件がそろっています

痛風になる原因としては大きく分けて3つです。
尿酸が過剰に生産されるか排泄ができないか、その両方かです。
尿酸が産生される疾患としては、
溶血性貧血、白血病、悪性リンパ腫など造血器の疾患です。
排泄ができない疾患としては
腎不全が多いです。
あとは脱水になることで血液の濃度が高くなることで
尿酸の値も高くなるのでそこも気を付けたいですね。
両方が起こる疾患は
肥満、アルコール過剰摂取、1型糖尿病です。

お薬も注意です。
テオフィリン、利尿剤(フロセミド、サイアザイド系)を飲んでいる人は
副作用でおこりやすくなります。

たくさん書きましたが、最後にさくっと治療方法を書いて
終わります。

①食事療法
プリン体を含むものをやめていただきます。
乳製品を多くとります。
水分を多くとりおしっこをたくさん出して尿酸を出します
(心不全、腎不全のひとは水分を多くとらないで
お医者さまにご相談を)

②薬物療法
尿酸を作らないようにするお薬と尿酸を出すお薬があります。
あとは痛風発作の痛みを和らげるお薬を使います。

③運動療法
BMI25以下まで頑張りましょう。


以上さくっとですが、ビールから痛風のお話でした。

京都、丸太町、西大路、太秦、河原町のSOU音楽教室、べる音楽教室

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